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ハンガリー


ハンガリーの気候・風土

ハンガリーはオーストリアの東に位置し、ヨーロッパ地域の中心付近にあります。首都はブタペストで、北海道と同じくらいの緯度です。内陸部にあるため大陸性気候となっており、日本と同様にはっきりとした四季があります。
夏場の平均気温は20度前後で雨量も少なく湿度も低いことから非常に過ごしやすいと言えるでしょう。しかし冬場は氷点下前後の気温となるため厳しい寒さとなり、度々積雪もあります。
雨量は年間を通してほとんど変動はなく、東京の梅雨時期に比べ3分の1程度となっています。


ハンガリーで最も注意すべき感染症は、ダニ脳炎です。

ダニ脳炎は森林地帯に生息しているマダニに刺されることによって感染します。脳炎という名の通り、脳などの中枢神経系に影響を及ぼす感染症で、致死率は1~5%と非常に危険です。
感染後1~2週間ほどは夏風邪のような症状のため、なかなかダニ脳炎であるということに気づかないことも多いですが、それを超えると中枢神経系への障害へ発展してしまいます。
麻痺や意識障害、感覚障害などを引き起こし、最悪の場合は死に至ります。
また完治した後も上腕などに後遺症が残るケースもあり、非常に厄介な感染症です。森林地帯に行くことがある場合は、マダニに刺されるのを防ぐために長袖の衣類の着用、および袖口を閉じて肌を露出しないようにし、虫よけスプレーも使用するなど対策に努めてください。ダニ脳炎に対する予防接種もあります。

その他、破傷風A型肝炎B型肝炎狂犬病についても感染の可能性がありますので、予防接種を受けてから渡航するようにしましょう。


ハンガリーで注意すべき感染症

ハンガリーで注意すべき感染症は以下の通りです。

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に広がり、けいれんを起こしたり呼吸困難になって死に至るケースもあります。 海外に長期間滞在する場合や切り傷などの怪我をしやすい場所に行く場合には事前に予防接種によって免疫をつけることが有効です。予防接種の抗体は10年程度で切れるため、最後の予防接種から10年以上経過している場合には接種が必要になります。

    破傷風とは?症状や予防接種について >>

  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が現れます。 感染した場合、特別な治療法はなく1~2ヶ月程度安静にし続けることが必要になります。60才以下のほとんどの日本人はA型肝炎の免疫を持っていないため、予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

    A型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場合は潜伏期間の後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が起こります。皮膚発疹や関節の痛みが生じることがあります。 急性肝炎になると急性肝不全を起こし死に至ることもあります。また、慢性肝炎になった場合には長期にわたる治療を要し、最悪の場合は肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。 B型肝炎の流行地域に長期間滞在する場合は予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

    B型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し感染します。 感染すると潜伏期間の後に発熱、頭痛、全身の倦怠感、嘔吐、傷口の痛み、痙攣などの症状が出て、最終的には死に至ります。発症してしまうと明確な治療法はないため、海外に長期間滞在する場合や感染の可能性のある動物と触れる機会のある方には事前に予防接種によって対策することをおすすめします。

    狂犬病とは?症状や予防接種について >>

  • ポリオ

    ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難により死亡するケースもあります。 ポリオ流行地域はアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン。その他にもポリオが発生している地域に渡航する際には以前にポリオの予防接種を受けていたとしても、追加接種をすることをおすすめします。また、1975年から1977年生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが判明しているので、ポリオ発生国以外に渡航する際にはワクチンの追加接種をご検討ください。

    ポリオとは?症状や予防接種について >>

  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、疲労感、頭痛、嘔気、腹痛、便秘、下痢などの症状があらわれます。重症化すると腸からの出血や腸に穴が開くなどの症状が出、死に至るケースもあります。 腸チフスには予防接種が有効ですが、腸チフスのワクチンは日本では承認されていないため接種をしたい場合は対応可能な医療機関で輸入ワクチンを取り寄せて接種する必要があります。

    腸チフスとは?症状や予防接種について >>

  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言われています。感染すると10~12日の潜伏期間の後に発熱、咳、鼻汁、目の充血、発しんなどの症状が出ます。肺炎や脳炎になるケースもあり、1000人に1人程度は死亡すると言われています。 麻しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。そのため、いままでに2回の定期予防接種を受けて麻しんに対する免疫をつけていることが非常に重要になります。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(1979年から1987年生まれの日本人は麻しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が推奨されています)

    麻しん(はしか)とは?症状や予防接種について >>

  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状が出ます。脳炎や血が止まらなくなる血小板減少性紫斑などの合併症を発症する場合もあります。また妊娠20週ごろまでの妊婦が風しんウイルスに感染すると、生まれてくる子供が先天性風しん症候群(眼や心臓、耳などに障害を持つ)を発症する可能性があります。 風しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(日本では1967年から1987年生まれの男性および1979年から1987年生まれの女性は風しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が特に推奨されています)

    風しんとは?症状や予防接種について >>

ハンガリーで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名Rózsakert Medical Center
地域ブダペスト
住所Rózsakert Shopping Center 3rd floor, Gábor Áron utca 74-78/a, Budapest
電話番号06-1-392-0505
URL https://www.rmc.hu/hu
日本語対応
英語対応
概要ほぼ全科対応可能な外来専門病院です(歯科も併設)。年々対応可能な専門科を増やしてきています。入院治療はできませんが,要すれば様々な手配を行います。多くの邦人の利用実績があります。診療時間は月~金曜日 午前8時~午後8時,土曜日 午前9時~午後2時です。受診の際は電話予約を行ってください。但し,緊急の場合は24時間対応しています。スタッフ全員,英語を話し,要すれば日本語を話すスタッフが対応します。支払いにはクレジットカードが利用できます。現金で支払う場合は現地通貨(フォリント)を準備してください。契約した医療保険の内容によってはキャッシュレスサービスが受けられますが,クレジットカードでの支払い保証を求められる場合があります。
施設名FirstMed Centers
地域ブダペスト
住所Hattyúház, Hattyú utca 14, 5th floor, Budapest
電話番号06-1-224-9090
URL https://firstmedcenters.com/
日本語対応 不可
英語対応
概要消化器内科以外は全科対応可能な外来専門病院です。歯科はありませんが,同じビル内に提携する歯科クリニック(Fürstner Dentistry)があります。入院治療や高度な画像検査はできませんが,要すれば様々な手配を行います。多くの邦人の利用実績があります。診療時間は月~金曜日 午前8時~午後8時,土曜日 午前8時~午後3時です。受診の際は電話予約を行ってください。但し,緊急の場合は24時間対応しています。日本語は通じませんが,スタッフ全員,英語が話せます。支払いにはクレジットカードが利用できます。現金で支払う場合は現地通貨(フォリント)を準備してください。契約した保険の内容によってはキャッシュレスサービスが受けられますが,クレジットカードでの支払い保証を求められる場合があります。
施設名Buda Health Center
地域ブダペスト市
住所Nagy Jenő utca 8, Budapest
電話番号06-1-489-5200
URL http://www.bhc.hu
日本語対応
英語対応
概要私立病院としては国内最大の診療科数を有しています(歯科も併設)。脊椎疾患患者用の入院施設を有していますが,その他の病気では入院できません。邦人の利用実績はあまりありませんが,当地駐在の外国人等が多く利用しています。診療時間は月~木曜日 午前8時半~午後4時半,金曜日 午前8時半~午後2時です。受診の際は電話予約を行ってください。時間外の対応はしていません。スタッフは英語を話し,また日本語を話す事務スタッフがいますので,通訳を依頼することも可能です。支払いにはクレジットカードが利用できます。現金で支払う場合は現地通貨(フォリント)を準備してください。契約した保険の内容によってはキャッシュレスサービスが受けられますが,クレジットカードでの支払い保証を求められる場合があります。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載