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ラオス


ラオスの気候・風土

熱帯モンスーンに属するラオスは、5~10月の雨季と11~4月の乾季に分かれた国です。
年間を通じて高温多湿で、4月には40℃を超えることもあります。
そのため、細菌が繁殖しやすく、細菌性の食中毒がよく報告されています。
また、蚊の媒介によるデング熱の流行もあるので、蚊対策は必須です。

ラオスで外国人が最もかかりやすいのが感染性胃腸炎です。
サルモネラ、大腸菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクターなどのほか、コレラや赤痢に感染する可能性もあります。
また、ウイルス性の胃腸炎や寄生虫感染も見られます。
水や食べ物、不潔な手などが口に入ることで感染するので、食事やトイレの際はしっかり手を洗い、生ものや生水は避けるようにしましょう。

外国人向けのホテルやレストランは大丈夫なところが多いですが、現地の飲食店や屋台は衛生管理が不十分なところが多いです。
なるべくそうした場所での食事は避け、飲用にはミネラルウォーターを用意してください。

長期滞在の場合はA型肝炎B型肝炎腸チフス狂犬病破傷風ポリオなどのワクチン接種を考慮しましょう。

ビエンチャン特別市内には外国人が利用できるクリニックがありますが、入院が必要なほどの症状だとラオス国内での治療は難しいです。
ラオスの病院ではクレジットカードがほとんど使えないため、在住日本人の多くは、バンコクなど国境を越えてタイまで受診に行きます。
十分な金額の海外旅行傷害保険に入っておくべきでしょう。

なお、入国の際に義務付けられる予防接種はありませんが、海外渡航の際の基本的なワクチンは接種しておくことをおすすめします。


ラオスで注意すべき感染症

ラオスで注意すべき感染症は以下の通りです。

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に広がり、けいれんを起こしたり呼吸困難になって死に至るケースもあります。 海外に長期間滞在する場合や切り傷などの怪我をしやすい場所に行く場合には事前に予防接種によって免疫をつけることが有効です。予防接種の抗体は10年程度で切れるため、最後の予防接種から10年以上経過している場合には接種が必要になります。

    破傷風とは?症状や予防接種について >>

  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が現れます。 感染した場合、特別な治療法はなく1~2ヶ月程度安静にし続けることが必要になります。60才以下のほとんどの日本人はA型肝炎の免疫を持っていないため、予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

    A型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場合は潜伏期間の後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が起こります。皮膚発疹や関節の痛みが生じることがあります。 急性肝炎になると急性肝不全を起こし死に至ることもあります。また、慢性肝炎になった場合には長期にわたる治療を要し、最悪の場合は肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。 B型肝炎の流行地域に長期間滞在する場合は予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

    B型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し感染します。 感染すると潜伏期間の後に発熱、頭痛、全身の倦怠感、嘔吐、傷口の痛み、痙攣などの症状が出て、最終的には死に至ります。発症してしまうと明確な治療法はないため、海外に長期間滞在する場合や感染の可能性のある動物と触れる機会のある方には事前に予防接種によって対策することをおすすめします。

    狂犬病とは?症状や予防接種について >>

  • ポリオ

    ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難により死亡するケースもあります。 ポリオ流行地域はアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン。その他にもポリオが発生している地域に渡航する際には以前にポリオの予防接種を受けていたとしても、追加接種をすることをおすすめします。また、1975年から1977年生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが判明しているので、ポリオ発生国以外に渡航する際にはワクチンの追加接種をご検討ください。

    ポリオとは?症状や予防接種について >>

  • 日本脳炎

    日本脳炎は日本を含むアジアで広く発生している感染症で蚊によって伝播していきます。感染した人のうち、実際に発症するのは100人から1000人に1人の割合と言われていますが、発症すると脳炎による意識障害をおこし、死亡することも少なくありません。発症した場合の致死率は30%ほどと言われています。また、発症後の生存者の30~50%には麻痺や痙攣発作、言語障害などの後遺症が残ると言われています。 日本を含む多くのアジア諸国で見られる感染症で発症した際の死亡リスクが非常に高いため、長期にアジア諸国の流行地、特に農村部に滞在する場合には事前に予防接種により対策をすることをおすすめします。特に近年まで日本脳炎の定期接種が行われていなかった北海道の方は、アジア渡航の際には注意が必要です。

    日本脳炎とは?症状や予防接種について >>

  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、疲労感、頭痛、嘔気、腹痛、便秘、下痢などの症状があらわれます。重症化すると腸からの出血や腸に穴が開くなどの症状が出、死に至るケースもあります。 腸チフスには予防接種が有効ですが、腸チフスのワクチンは日本では承認されていないため接種をしたい場合は対応可能な医療機関で輸入ワクチンを取り寄せて接種する必要があります。

    腸チフスとは?症状や予防接種について >>

  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言われています。感染すると10~12日の潜伏期間の後に発熱、咳、鼻汁、目の充血、発しんなどの症状が出ます。肺炎や脳炎になるケースもあり、1000人に1人程度は死亡すると言われています。 麻しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。そのため、いままでに2回の定期予防接種を受けて麻しんに対する免疫をつけていることが非常に重要になります。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(1979年から1987年生まれの日本人は麻しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が推奨されています)

    麻しん(はしか)とは?症状や予防接種について >>

  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状が出ます。脳炎や血が止まらなくなる血小板減少性紫斑などの合併症を発症する場合もあります。また妊娠20週ごろまでの妊婦が風しんウイルスに感染すると、生まれてくる子供が先天性風しん症候群(眼や心臓、耳などに障害を持つ)を発症する可能性があります。 風しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(日本では1967年から1987年生まれの男性および1979年から1987年生まれの女性は風しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が特に推奨されています)

    風しんとは?症状や予防接種について >>

ラオスで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名Centre Médical de l’Ambassade de France (CMAF), (French Embassy Medical Center)
地域ビエンチャン特別市
住所Kouvieng Road, Simuang, Vientiane,Kouvieng Road(クービエン通り)沿いグリーンパーク・ブティックホテル斜め向かいのフランス大使館所有グランドの一角,ただし入り口はクービエン通りより脇道に入ったところにあります。赤い文字で書かれた看板がありますが,小さく見落とし易いので注意してください。
電話番号021-214150
URL なし
日本語対応
英語対応
概要邦人からフレンチクリニックと呼ばれ,外国人がよく利用しているクリニックです。日本人医師が勤務しており(2018年10月現在),同医師の勤務時間帯は日本語で診察を受けることが出来ます。基本的には英語・仏語での対応となります。入院施設やレントゲン設備はありませんが,入院・精査が必要と判断された場合には,タイの病院への紹介,必要に応じ救急車の手配を行ってくれます。診療時間は月~金曜日(水曜日除く)8時30分~12時 / 13時30分~19時,水曜日,土曜日,日曜日8時30分~12時 / 13時30分~17時です。日曜日は休診ですが,夜間・休日の緊急時には医師が持つ緊急携帯電話に連絡するシステムになっています。小児の診療も可能で,予防接種,マラリアの診断,治療も行うことができます。歯科医師や理学療法士もいて,歯科や理学療法受診時は予約が必要です。支払い方法は基本的に現金払いで,クレジットカードは不可ですが,一部の海外旅行傷害保険の取り扱いは可能です。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載