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マラウイ


マラウイの気候・風土

アフリカ大陸の南東部に位置するマラウイは、全域が熱帯気候に属しています。
海に面さない内陸の国ですが、アフリカ大陸で3番目に大きなマラウイ湖があり、国土の2割を占めるシーレ川が流れる水の豊かな国です。
11月から4月は雨季、5月から10月は乾季になります。

衛生環境が良くないため、水が原因でコレラが毎年流行します。市販のミネラルウォーターを飲用してください。
腸チフス、アメーバ赤痢、細菌性赤痢、A型肝炎、寄生虫などに感染する恐れもあります。
十分に加熱した食品を食べ、生ものは控えるようにおすすめします。
ちなみに、市販のミネラルウォーターにも粗悪なものがあるため、信頼できるお店で購入しましょう。

都市部にも、蛇やサソリなどの猛毒を持つ生物がいますので注意してください。
また、アフリカダニというダニに噛まれると発熱、発疹などの症状が現れます。
蚊が媒介するマラリアも1年を通して発生するため、普段からDEETを含む虫よけを使用して予防してください。
マラリアは重症化するケースが多いので、長期滞在する方は予防薬を服用するとよいでしょう。

寄生虫が卵を産みつけたツェツェバエに刺されると、アフリカ睡眠病、別名アフリカトリパノソーマ症にかかります。
ツェツェバエは、動いているもの、青いものに寄ってきやすいといわれています。
ゲームドライブに出かける際には、長そで長ズボンを着用して対策してください。

その他、注意すべき感染症は、A型肝炎B型肝炎破傷風狂犬病腸チフスなどです。
これらの感染症はすべて有効なワクチンがありますので、渡航する際は事前にこれらの予防接種は受けておきましょう。

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マラウイで注意すべき感染症

マラウイで注意すべき感染症は以下の通りです。

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に広がり、けいれんを起こしたり呼吸困難になって死に至るケースもあります。 海外に長期間滞在する場合や切り傷などの怪我をしやすい場所に行く場合には事前に予防接種によって免疫をつけることが有効です。予防接種の抗体は10年程度で切れるため、最後の予防接種から10年以上経過している場合には接種が必要になります。

    破傷風とは?症状や予防接種について >>

  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が現れます。 感染した場合、特別な治療法はなく1~2ヶ月程度安静にし続けることが必要になります。60才以下のほとんどの日本人はA型肝炎の免疫を持っていないため、予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

    A型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場合は潜伏期間の後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が起こります。皮膚発疹や関節の痛みが生じることがあります。 急性肝炎になると急性肝不全を起こし死に至ることもあります。また、慢性肝炎になった場合には長期にわたる治療を要し、最悪の場合は肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。 B型肝炎の流行地域に長期間滞在する場合は予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

    B型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し感染します。 感染すると潜伏期間の後に発熱、頭痛、全身の倦怠感、嘔吐、傷口の痛み、痙攣などの症状が出て、最終的には死に至ります。発症してしまうと明確な治療法はないため、海外に長期間滞在する場合や感染の可能性のある動物と触れる機会のある方には事前に予防接種によって対策することをおすすめします。

    狂犬病とは?症状や予防接種について >>

  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、疲労感、頭痛、嘔気、腹痛、便秘、下痢などの症状があらわれます。重症化すると腸からの出血や腸に穴が開くなどの症状が出、死に至るケースもあります。 腸チフスには予防接種が有効ですが、腸チフスのワクチンは日本では承認されていないため接種をしたい場合は対応可能な医療機関で輸入ワクチンを取り寄せて接種する必要があります。

    腸チフスとは?症状や予防接種について >>

  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言われています。感染すると10~12日の潜伏期間の後に発熱、咳、鼻汁、目の充血、発しんなどの症状が出ます。肺炎や脳炎になるケースもあり、1000人に1人程度は死亡すると言われています。 麻しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。そのため、いままでに2回の定期予防接種を受けて麻しんに対する免疫をつけていることが非常に重要になります。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(1979年から1987年生まれの日本人は麻しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が推奨されています)

    麻しん(はしか)とは?症状や予防接種について >>

  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状が出ます。脳炎や血が止まらなくなる血小板減少性紫斑などの合併症を発症する場合もあります。また妊娠20週ごろまでの妊婦が風しんウイルスに感染すると、生まれてくる子供が先天性風しん症候群(眼や心臓、耳などに障害を持つ)を発症する可能性があります。 風しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(日本では1967年から1987年生まれの男性および1979年から1987年生まれの女性は風しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が特に推奨されています)

    風しんとは?症状や予防接種について >>

マラウイで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名Adventist Health Centre(アドベンティスト・ヘルスセンター)
地域Lilongwe リロングウェ
住所Area 14 Plot 5, off Presidential way
電話番号0999-365-301
URL 不明
日本語対応 不明
英語対応
概要診療時間:24時間対応。歯科は金曜日午後・土曜日・日曜日休診 概要:市内にある私立病院。医師は一般医に加えて,米国人外科医,フィリピン人産婦人科医が常駐しています。2018年に手術室が完成し,さらに集中治療室も建設中です。入院設備が14床あり,すべて2人部屋です。フィリピン人歯科医が2名おり歯科治療が可能ですが,受診には予約が必要です。眼科医はいませんが,視機能訓練士が在勤し,眼鏡作成ができます。非常勤医による整形外科外来が毎週あり,また,循環器,小児科の専門外来が毎月1回あります。検査は単純X線撮影,消化管内視鏡検査,超音波検査,心電図検査,血液検査(一般,生化学),尿検査(一般)などが可能です。
施設名ABC (African Bible College) Community Clinic(エービーシー・コミュニティクリニック)
地域Lilongwe リロングウェ
住所Area 47, in African Bible College
電話番号0888-211-085
URL 不明
日本語対応 不明
英語対応 不明
概要診療時間:8時30分–11時30分/14時–15時30分(月~金),8時–11時30分(土),日曜日休診 概要:市内にある私立病院。有料部門と無料部門があります。入院患者は妊婦と小児が中心ですが,成人用のエアコン付個室があります。分娩設備,手術室,聴覚外来があり,小児科医1名,聴覚医1名と一般診療の準医師4名が常駐しています。非常勤医による産婦人科,整形外科,眼科,耳鼻咽喉科の予約外来があります。外国人がよく利用していますが,有料部門で総合診療を担当していた外国人医師が退職し,2018年10月現在,後任は着任していません。歯科設備もありますが,邦人の利用は勧めません。検査は単純X線撮影,心電図検査,血液検査(一般,生化学),尿検査(一般)などが可能です。
施設名ZMK Medical Centre(ゼットエムケイ・メディカルセンター)
地域Lilongwe リロングウェ
住所Area 9 Plot 363, behind Pacific Palms, Next to Madidi Lodge
電話番号01-753-786,0999-455-786
URL 不明
日本語対応 不明
英語対応 不明
概要診療時間:24時間対応 概要:市内にある私立診療所。内科だけでなく簡単な外科的処置にも対応します。富裕層を対象としており,内部もきれいです。院長は一般医のインド人医師で,住居が隣接しており,24時間対応が可能。入院設備は2人部屋が1つとエアコン付きの個室が2つあります。海外旅行傷害保険に加入していると,キャッシュレスサービスを受け付けてくれることがあります。検査は,心電図検査,血液検査(一般,生化学)などが可能です。心筋トロポニン迅速測定キット,t-PA治療薬,アーテスネートの注射薬の在庫を持っていることがあります。酸素や患者監視装置を備えた救急車を1台所有しており,医師同乗の救急車を現場に派遣することも可能です。医療費は高額ですが,国外緊急移送の経験がもっとも豊富な医療機関です。
施設名Partners in Hope(パートナーズ・イン・ホープ)
地域Lilongwe リロングウェ
住所Area 36, opposite St. John's Secondary School
電話番号0999-961-961, 0999-971-731
URL 不明
日本語対応 不明
英語対応
概要診療時間:24時間対応 概要:市内を南に抜けるM1道路沿いにあるNGOの私立病院で,HIV患者の無料診療を行っています。欧米人医師3人とマラウイ人医師4人が診療しており,個室を含む入院設備が15床あります。外国人が良く利用しており,原則予約制ですが,夜間休日も診療しています。検査は,単純X線撮影,超音波検査,心電図検査,血液検査(一般,生化学)などができます。
施設名Saint John of Hospitaller(セントジョン・ホスピタラー)
地域Lilongwe リロングウェ
住所Area 43, off Ufulu road
電話番号0992-460-253
URL 不明
日本語対応 不明
英語対応 不明
概要診療時間:7時30分-16時30分(月~金) 概要:ムズズ市を拠点に活動しているミッション団体が2016年に市内北に開院した精神科病院。2018年10月現在も施設の建設は続いており,今後,障がい児の教育・職業訓練なども提供する予定です。急性期病棟が20床,回復期病棟が20床,有料病床が9床あり,急性期病棟と有料病棟は閉鎖病棟になっています。常勤の精神科準医師が4人おり,夜間休日も対応しています。電気けいれん療法を行っていますが,検査室やX線撮影室はなく,身体状態が悪い患者の受入はできません。
施設名Family Dental Clinic(ファミリーデンタルクリニック)
地域Lilongwe リロングウェ
住所Area 14, off Presidential way
電話番号0999-220-440, 0888-220-440
URL 不明
日本語対応 不明
英語対応 不明
概要診療時間:7時半-17時(月~金),9時-13時(土) 概要:市内にある私立歯科医院。イラン人歯科医とマラウイ人歯科医の2名に加えて歯科衛生士もおり,X線撮影装置もありますが,歯科技工は南アフリカ共和国に外注しています。外国人患者がよく受診しており,診察には予約が必要ですが,緊急時には電話で相談すると予約診療の合間に診察が受けることができます。
施設名MASM ambulance(マズム救急搬送サービス)
地域Lilongwe リロングウェ
住所Area 14,behind Lingadzi inn
電話番号0888-189-072,0888-189-070
URL 不明
日本語対応 不明
英語対応 不明
概要民間の保険会社MASMの運営する救急搬送サービスです。寝台や酸素を備えた救急車を2台保有し,リロングウェ市内の救急搬送や緊急移送時の空港への搬送に24時間対応しています。搬送先は利用者の要望も汲んで探してくれます。同じ敷地内にMASMの運営するクリニックもありますが,こちらは8時-17時の診療のみで入院対応もしていません。
施設名Kamuzu Central Hospital(カムズ・セントラルホスピタル)
地域リロングウェ
住所Area 33, next to Kamuzu College of Nursing
電話番号01-754-725
URL なし
日本語対応 不明
英語対応 不明
概要市内にある公立中央病院で,病床数は830床とマラウイ国内2番目の規模ですが,入院患者は1500人といわれ,1つのベッドを複数の患者で使用したり,廊下にもベッドを設けることが常態化しています。医師はマラウイ人と外国人の混成です。広い敷地内に施設が分散しているので,初めて受診する人には部署がわかりにくくなっています。診療はほぼ無料であるため常時患者があふれており,有料部門(OPD2)があるものの邦人の利用には適しません。しかし,首都で唯一人工呼吸管理ができる施設なので,重症の場合は受診するしかありません。2016年に集中治療室8床,重症者病床10床,内視鏡検査室を新築しており,血液透析設備も8床稼働しています。検査は,単純X線撮影,CT,超音波検査,血液検査(一般,生化学),尿検査(一般)などが可能ですが,MRIはありません。放射線検査,血液検査は,機器の故障や試薬の不足により使用できないことがよくあります。
施設名Daeyang Luke Hospital(ダエヤン・ルーク・ホスピタル)
地域Lilongwe リロングウェ
住所Area 25, on the right of the M1 road to the airport, behind Malawi Institute of Management
電話番号0997-434-873, 0997-434-874
URL 不明
日本語対応 不明
英語対応 不明
概要リロングウェ市内からカムズ国際空港に向かうM1道路の脇道沿いにある私立病院で,病床数は150床です。韓国の教会と企業の支援で2008年に設立され,以前は数人の韓国人医師がいましたが,現在はマラウイ人医師のみとなっています。医師は外科医の院長と一般医8名,産婦人科医1名,眼科医1名で,他に準医師が8名おり,外来診療は,診療費がほぼ無料の準医師外来と,医師が担当する有料外来とに区別されています。また,非常勤医による泌尿器科の予約外来があります。手術室が2室あり,産婦人科などの手術を行っています。集中治療室が4床ありますが,人工呼吸管理は困難です。単純X線撮影,消化管造影,CT,超音波検査,心電図検査,血液検査(一般,生化学),尿検査(一般)などが可能です。消化管内視鏡検査設備はモニター故障中のため使用されていません。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載