ポーランド


ポーランドの気候・風土

ポーランドはドイツの東にあり、首都はワルシャワです。海に面していますが気候は大陸性気候で、日本と同様に明確に四季があるのが特徴です。
緯度は北海道と同じくらいではあるものの、冬は曇り空であることが多いため寒さはそこまで厳しくありませんが、氷点下になることもあるため寒さ対策は必要です。
夏は平均気温が20度前後と日本と比較して涼しいですが、日差しが強いため日焼けや熱中症への対策を忘れないようにしましょう。


ポーランドに渡航する際に注意すべき感染症は、ダニを媒介して感染するダニ脳炎やライム病です。いずれも、森林地帯に生息しているマダニに刺されることによって感染します。

これらはポーランドをはじめとしたヨーロッパ地方の風土病となっています。ダニ脳炎は夏風邪のような症状から始まり、徐々に神経系に影響を及ぼしていきます。麻痺や頭痛、意識障害などの症状があり、最悪の場合は死に至る恐ろしい病気です。致死率は1~5%にものぼります。
治療薬はなく、完治しても麻痺などの後遺症が残る場合があります。ダニ脳炎にはワクチンもあり予防接種を受けることで防ぐことができます。

ライム病は細菌性感染症であり、感染した場合は抗生物質での治療が行なわれます。いずれもマダニに刺されないよう、森林地帯に行く際は肌を露出しないよう長袖を着用するなどの予防策をとるようにしてください。

その他、破傷風A型肝炎B型肝炎狂犬病についても感染の可能性がありますので、予防接種を受けてから渡航するようにしましょう。"


ポーランドで注意すべき感染症

ポーランドで注意すべき感染症は以下の通りです。

破傷風とは

破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に広がり、けいれんを起こしたり呼吸困難になって死に至るケースもあります。 海外に長期間滞在する場合や切り傷などの怪我をしやすい場所に行く場合には事前に予防接種によって免疫をつけることが有効です。予防接種の抗体は10年程度で切れるため、最後の予防接種から10年以上経過している場合には接種が必要になります。

破傷風の症状や予防接種について

A型肝炎とは

A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が現れます。 感染した場合、特別な治療法はなく1~2ヶ月程度安静にし続けることが必要になります。60才以下のほとんどの日本人はA型肝炎の免疫を持っていないため、予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

A型肝炎の症状や予防接種について

B型肝炎とは

B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場合は潜伏期間の後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が起こります。皮膚発疹や関節の痛みが生じることがあります。 急性肝炎になると急性肝不全を起こし死に至ることもあります。また、慢性肝炎になった場合には長期にわたる治療を要し、最悪の場合は肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。 B型肝炎の流行地域に長期間滞在する場合は予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

B型肝炎の症状や予防接種について

狂犬病とは

狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し感染します。 感染すると潜伏期間の後に発熱、頭痛、全身の倦怠感、嘔吐、傷口の痛み、痙攣などの症状が出て、最終的には死に至ります。発症してしまうと明確な治療法はないため、海外に長期間滞在する場合や感染の可能性のある動物と触れる機会のある方には事前に予防接種によって対策することをおすすめします。

狂犬病の症状や予防接種について

ポリオとは

ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難により死亡するケースもあります。 ポリオ流行地域はアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン。その他にもポリオが発生している地域に渡航する際には以前にポリオの予防接種を受けていたとしても、追加接種をすることをおすすめします。また、1975年から1977年生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが判明しているので、ポリオ発生国以外に渡航する際にはワクチンの追加接種をご検討ください。

ポリオの症状や予防接種について

腸チフスとは

腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、疲労感、頭痛、嘔気、腹痛、便秘、下痢などの症状があらわれます。重症化すると腸からの出血や腸に穴が開くなどの症状が出、死に至るケースもあります。 腸チフスには予防接種が有効ですが、腸チフスのワクチンは日本では承認されていないため接種をしたい場合は対応可能な医療機関で輸入ワクチンを取り寄せて接種する必要があります。

腸チフスの症状や予防接種について

麻しん(はしか)とは

麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言われています。感染すると10~12日の潜伏期間の後に発熱、咳、鼻汁、目の充血、発しんなどの症状が出ます。肺炎や脳炎になるケースもあり、1000人に1人程度は死亡すると言われています。 麻しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。そのため、いままでに2回の定期予防接種を受けて麻しんに対する免疫をつけていることが非常に重要になります。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(1979年から1987年生まれの日本人は麻しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が推奨されています)

麻しん(はしか)の症状や予防接種について

風しんとは

風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状が出ます。脳炎や血が止まらなくなる血小板減少性紫斑などの合併症を発症する場合もあります。また妊娠20週ごろまでの妊婦が風しんウイルスに感染すると、生まれてくる子供が先天性風しん症候群(眼や心臓、耳などに障害を持つ)を発症する可能性があります。 風しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(日本では1967年から1987年生まれの男性および1979年から1987年生まれの女性は風しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が特に推奨されています)

風しんの症状や予防接種について