Pick Up!コンテンツ

カタール


カタールの気候・風土

アラビア半島のカタールは国土の大部分が砂漠です。降水量が少ない国ですが、ペルシア湾に面しているため高温多湿です。
7、8月が一番暑く50℃まで上がることもあります。日中は日差しが強いので熱中症対策は必須です。

カタールに入国する際に義務付けられている予防接種はありませんが、A型肝炎B型肝炎などの感染症、破傷風のワクチンは接種しておくと安心です。
また、飲料水や食べ物からの感染で腸チフスにかかるおそれもあるので、念のためワクチンを接種するとよいでしょう。

また、過去にMERS(中東呼吸器症候群)の発生があったため、注意が必要です。
MERSの感染経路はまだ明らかにされていない部分が多いですが、おそらく飛沫感染や接触感染によるのではないかと考えられています。
もっとも、感染力は弱いので健康な人はそれほど神経質になることはありませんが、慢性肺疾患などの持病がある方は感染症にかかりやすいので注意してください。

感染症を防ぐには、手洗い、加熱していない食べ物を避ける、不衛生な環境で調理されたものを避ける、咳やくしゃみをしている人との接触を極力避ける、動物(特にMERSウイルスを保有している可能性のあるヒトコブラクダ)との接触を避ける、などを徹底してください。

西ナイル熱やライム病などの感染症は蚊によって媒介されます。虫に刺されないように長そで長ズボンを着用し、外出時には虫よけスプレーを、寝る際には蚊帳などを活用しましょう。


カタールで注意すべき感染症

カタールで注意すべき感染症は以下の通りです。

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に広がり、けいれんを起こしたり呼吸困難になって死に至るケースもあります。 海外に長期間滞在する場合や切り傷などの怪我をしやすい場所に行く場合には事前に予防接種によって免疫をつけることが有効です。予防接種の抗体は10年程度で切れるため、最後の予防接種から10年以上経過している場合には接種が必要になります。

    破傷風とは?症状や予防接種について >>

  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が現れます。 感染した場合、特別な治療法はなく1~2ヶ月程度安静にし続けることが必要になります。60才以下のほとんどの日本人はA型肝炎の免疫を持っていないため、予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

    A型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場合は潜伏期間の後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)が起こります。皮膚発疹や関節の痛みが生じることがあります。 急性肝炎になると急性肝不全を起こし死に至ることもあります。また、慢性肝炎になった場合には長期にわたる治療を要し、最悪の場合は肝硬変や肝臓がんなどの命にかかわる病気を引き起こします。 B型肝炎の流行地域に長期間滞在する場合は予防接種によって免疫をつけることが必要になります。

    B型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し感染します。 感染すると潜伏期間の後に発熱、頭痛、全身の倦怠感、嘔吐、傷口の痛み、痙攣などの症状が出て、最終的には死に至ります。発症してしまうと明確な治療法はないため、海外に長期間滞在する場合や感染の可能性のある動物と触れる機会のある方には事前に予防接種によって対策することをおすすめします。

    狂犬病とは?症状や予防接種について >>

  • ポリオ

    ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難により死亡するケースもあります。 ポリオ流行地域はアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン。その他にもポリオが発生している地域に渡航する際には以前にポリオの予防接種を受けていたとしても、追加接種をすることをおすすめします。また、1975年から1977年生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが判明しているので、ポリオ発生国以外に渡航する際にはワクチンの追加接種をご検討ください。

    ポリオとは?症状や予防接種について >>

  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、疲労感、頭痛、嘔気、腹痛、便秘、下痢などの症状があらわれます。重症化すると腸からの出血や腸に穴が開くなどの症状が出、死に至るケースもあります。 腸チフスには予防接種が有効ですが、腸チフスのワクチンは日本では承認されていないため接種をしたい場合は対応可能な医療機関で輸入ワクチンを取り寄せて接種する必要があります。

    腸チフスとは?症状や予防接種について >>

  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言われています。感染すると10~12日の潜伏期間の後に発熱、咳、鼻汁、目の充血、発しんなどの症状が出ます。肺炎や脳炎になるケースもあり、1000人に1人程度は死亡すると言われています。 麻しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。そのため、いままでに2回の定期予防接種を受けて麻しんに対する免疫をつけていることが非常に重要になります。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(1979年から1987年生まれの日本人は麻しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が推奨されています)

    麻しん(はしか)とは?症状や予防接種について >>

  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状が出ます。脳炎や血が止まらなくなる血小板減少性紫斑などの合併症を発症する場合もあります。また妊娠20週ごろまでの妊婦が風しんウイルスに感染すると、生まれてくる子供が先天性風しん症候群(眼や心臓、耳などに障害を持つ)を発症する可能性があります。 風しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(日本では1967年から1987年生まれの男性および1979年から1987年生まれの女性は風しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が特に推奨されています)

    風しんとは?症状や予防接種について >>

カタールで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名Hamad General hospital(ハマド・ゼネラル・ホスピタル:公立)
地域ドーハ市
住所Al-Rayyan Road, Bin Omran Area
電話番号4439-4444
URL http://www.hmc.org.qa/
日本語対応 不可
英語対応
概要1982年に設立された最新の設備を有する国立総合病院で,Hamad Medical Cooperation国立病院群のひとつです。外傷と小児疾患を専門としています。交通事故で救急車を呼ぶとここに運ばれます。重篤な疾患の治療もこの病院で行われています。病院が大きく,英語表記が少ないために,道に迷います。 診察時の使用言語:アラビア語,英語。 診療科目:内科,外科,小児科,外傷外科,耳鼻咽喉科,眼科,整形外科,脳神経外科,精神科。緊急時24時間対応で,小児緊急も受け入れ可能。健康診断は不可。一般外来は他施設からの紹介状が必要。 予防接種:インフルエンザ,A型肝炎,B型肝炎,髄膜炎菌,MMR,水痘,ポリオ(経口),不活化ポリオ,肺炎球菌(小児,成人),Hib,DPT,破傷風,チフス,BCG,狂犬病,黄熱,5種混合ワクチン,ロタウィルス,ヒトパピローマウイルスが可。外来予約要。 診療時間:日~木曜日7時~15時,専門外来17時~19時,金・土曜日休診。 支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card (VISA, Master)支払いが可能。
施設名Women's hospital(ウーマンズ・ホスピタル:公立)
地域ドーハ市
住所Al-Rayyan road, Bin Omran Area
電話番号4439-6666 / 16060
URL http://www.hmc.org.qa/
日本語対応 不明
英語対応
概要1988年に設立された最新の設備を有する国立総合病院で,Hamad Medical Cooperation国立病院群のひとつです。産婦人科疾患を専門としています。 診察時の使用言語:アラビア語,英語。 診療科目:内科,外科,小児科。緊急時24時間対応で,小児専用の緊急受け入れも可能。健康診断は不可。 予防接種:インフルエンザ,A型肝炎,B型肝炎,MMR,水痘,ポリオ(経口),不活化ポリオ,肺炎球菌(小児),Hib,DPT,破傷風,BCG,ロタウィルス,4~6種混合ワクチンが可。外来予約要。一般外来は他施設からの紹介状が必要。 診療時間:日~木曜日7時~15時,専門外来17時~19時,金・土曜日休診。 支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card(VISA, Master)支払いが可能。
施設名Rumaillah hospital(ルマイラ・ホスピタル:公立)
地域ドーハ市
住所Al-Istiqlal Street, Al-Rumailah (East) Area
電話番号4439-3333(日~木曜日 7時~15時),4439-3218(休日及び時間外),6671-9455(緊急)
URL http://www.hmc.org.qa/
日本語対応 不明
英語対応
概要1956年に設立された国立総合病院で,Hamad Medical Cooperation国立病院群のひとつです。 診察時の使用言語:アラビア語,英語。 診療科目:形成外科・皮膚科・眼科・耳鼻咽喉科・精神科。緊急時24時間対応で,小児の緊急受け入れも可能。健康診断は不可。一般外来は他施設からの紹介状が必要。 予防接種:インフルエンザ,A型肝炎,B型肝炎,髄膜炎菌,おたふく,麻疹,風疹,水痘,ポリオ(経口),Hib,破傷風,チフス,BCG,狂犬病,黄熱が可。外来予約要。 診療時間:日~木曜日7時~15時,専門外来17時~19時,金・土曜日休診。 支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card(VISA, Master)支払いが可能。
施設名Doha Clinic Hospital(ドーハ・クリニック・ホスピタル:私立)
地域ドーハ市
住所New Al-Mirqab Street, Al Sadd Area
電話番号4438-4333,4435-5999(緊急)
URL http://www.doha-hospital.com/
日本語対応 不明
英語対応
概要1994年設立の入院が可能な私立総合病院。重篤な外傷,疾患がみつかった場合,ハマド・ゼネラル・ホスピタルへ搬送される。 診察時の使用言語:英語,アラビア語。 診療科目:内科,外科,小児科,産婦人科,耳鼻咽喉科,眼科,整形外科,泌尿器科,皮膚科,理学療法科,歯科。緊急時24時間対応で,小児の緊急受け入れも可能。成人健康診断は可能で,日本のような定期乳児健診はないが,小児(乳児含む)健康診断は受診可能。 予防接種:インフルエンザ,A型肝炎,B型肝炎,髄膜炎菌,水痘,ポリオ(経口),DPT,破傷風,チフス,BCG,狂犬病,A+B肝炎,ロタウィルス,肺炎球菌(小児PCV13),MMR,黄熱,4~6種混合ワクチンが可能。外来予約要。 診療時間:土~木曜日8時~12時,16時~20時,金曜日休診。 支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card(VISA, Master)支払いが可能。
施設名Al-Ahli Hospital(アルアハリ・ホスピタル:私立)
地域ドーハ市
住所Ahmed Bin Ali Street, Wadi Al Sail Area
電話番号4489-8888,4489-8000
URL http://www.ahlihospital.com/
日本語対応 不明
英語対応
概要2004年開院の入院が可能な私立総合病院。重篤な外傷,疾患がみつかった場合,ハマド・ゼネラル・ホスピタルへ搬送される。 診察時の使用言語:英語,アラビア語。 診療科目:内科,外科,小児科,産婦人科,整形外科,泌尿器科,皮膚科,理学療法科,精神科,歯科。緊急時24時間対応で,小児の緊急受け入れも可能。成人健康診断は可能で,日本のような定期乳児健診はないが,小児(乳児含む)健康診断は受診可能。 予防接種:インフルエンザ,A型肝炎,B型肝炎,髄膜炎菌,MMR,水痘,ポリオ(経口),Hib,DPT,破傷風,チフス,狂犬病,ロタウィルス,不活化ポリオ,肺炎球菌(小児,成人),MMR,経口コレラ,黄熱,ヒトパピローマウィルス,5種,6種混合ワクチンが可能。外来予約要。 診療時間:土~木曜日8時~21時,金曜日休診。 支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card (VISA, Master)支払いが可能。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載